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  1. 2010.01.04 NTTドコモ原田部長が語る、今人気のモバイルコンテンツ
2010. 1. 4. 11:48

NTTドコモ原田部長が語る、今人気のモバイルコンテンツ

2008年度に前年比13%増の4835億円となったモバイルコンテンツ市場。具体的にどんなジャンルやサービスが人気を集めているのだろうか。7月22日に開幕した携帯電話関連のイベント「ワイヤレスジャパン2009」では、NTTドコモ コンシューマサービス部 コンテンツ担当部長の原田由佳氏が、iモードにおいて現在人気を集めているサービスや、NTTドコモとして今後取り組んでいく施策について述べた。

コミュニティやレシピ、健康サイトが人気

原田氏によると、iモードのコンテンツ情報料の売上高は5月時点で月間223億円。公式コンテンツプロバイダーは約3100社、公式サイトは1万6000サイトにのぼる。パケット定額制サービス「パケ・ホーダイ」の加入者が約1400万人となり、「FOMAユーザーの3~4割が加入している」(原田氏)ことも追い風だ。

原田氏によると、コンテンツ分野では着せ替えツールやデコメ、電子書籍、動画、サービス分野ではコミュニティやレシピ、健康管理サイトなどの利用が伸びているという。

「マイメニュー登録数で見ると、着せ替えツールは1年で3~4割、デコメは1割伸びている。電子書籍は月額課金型と都度課金型があるが、それぞれ2割ほど伸びている」(原田氏)

動画については、映画の公開やDVDの発売と同時に携帯電話でも同じ動画が見られるサービスが登場した。また、テレビドラマを放送終了後に配信するサービスでは、「トレンディドラマを見ている10代の女性が、好きなドラマを携帯電話にも入れておき、友達と見たいということでダウンロードしているようだ」(原田氏)とのこと。NTTドコモがエイベックスと共同で7月から「BeeTV」(月額315円)という携帯電話専用の動画配信サービスを開始したこともあり、マイメニュー登録数は前年比4割増になったとのことだ。

伸び率で最も好調なのはコミュニティサイトだ。2008年12月に上場したグリーの「GREE」などがけん引し、コミュニティサイト全体では前年比2倍に伸びたという。「これまで課金できていなかった市場に、アイテム課金などが一気に広がった」(原田氏)

レシピでは、7月に上場したクックパッドが運営する「モバれぴ」(月額294円)というサイトが人気で、レシピサイトのマイメニュー登録数は前年比5割増となった。モバれぴはユーザーが投稿した55万以上のレシピが帰宅途中などでも閲覧できるほか、ユーザーが自分の作った料理を携帯電話で撮影してそのまま投稿できる点などが人気を集めているとのこと。

健康関連のサービスでは、女性の生理周期に合わせたアドバイスを提供するエムティーアイの「ルナルナ★女性の医学」(月額189円)のユーザー数が拡大したとのことだ。「体の周期というパーソナルな情報は携帯電話の特性に合っている。健康状態を把握してコンテンツにしていくというのは、NTTドコモでも力を入れていきたいジャンルだ」(原田氏)

ライトユーザーのコンテンツ利用を促進へ

今後についてはまず、「iコンシェル」を軸にユーザーの行動を支援するサービスを拡大する。iコンシェルは7月時点でのユーザー数が170万人。2009年度中に380万人のユーザーを獲得するという目標は達成できそうだという。また、対応サイトは4月から6月にかけて95%増え、約350サイトになった。

「チラシやクーポンなど、まさに今、ここで欲しい情報を届ける。テレビやラジオ、PCではできない、携帯電話でしか実現できない世界観を届けたい」(原田氏)

2009年末から2010年初頭にかけて機能を拡充する考えで、ユーザーが持つ静止画や端末に保存されたブックマーク、端末設定情報、ユーザーの位置情報などをコンテンツプロバイダーが利用できるようにする方針だという。「欲しい情報を登録しておけば、近くにあるテレビで紹介された店舗の情報や、現在地の天気予報なども自動的に通知されるようにしたい」と原田氏は語る。

さらに、iメニューも進化させる。現在はすべてのユーザーに同じ情報を表示しているが、ユーザーがいる地域によってコンテンツを出し分けする計画だ。「一気に変えることはできないが、そのエリアのニュースや天気といった、分かりやすい部分から地域ポータル化させていく」(原田氏)

このほか、モバイルコンテンツを多くのユーザーに使ってもらう取り組みも進める。この背景には、新端末の売れ行きが鈍っていることがある。

これまで、ユーザーは新端末に買い替えたときに新しいコンテンツを利用する傾向が高く、新端末商戦の時期はコンテンツプロバイダーにとってもユーザーを増やす絶好のチャンスだった。しかし、分離プランの導入や長期利用契約による端末販売モデルを採用したことでユーザーの端末買い換えサイクルが長期化し、結果として新たなコンテンツをユーザーが探す頻度が下がってしまったという。実際、「新端末が売れていないので、ライトユーザーのコンテンツ利用量が落ちたと実感している」と原田氏は話す。

そこで、端末にプリインストールされるゲームを2009年の秋冬モデルでは強化するという。また、電話をかけてきた相手に音楽を聞かせる「メロディーコール」や、電子コミックについてもタイトルを増やして市場を広げたいとのこと。メロディーコールについては、一定期間無料で利用できるような「お試し」機能を導入するとのことだ。

検索サービスについても、不慣れなユーザーでも欲しい情報がすぐに手に入るように検索の精度を向上させる。現在、音楽やコミックで導入しているカテゴリ別検索機能は、ショッピング分野にも拡大させる計画としている。

기사원문 : http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20397040-2,00.htm
永井美智子(編集部)2009/07/22 21:48